プラント・キングダムのための統合的、かつホリスティックなアプローチ ーなぜAPG第4版を使うのか?

私たちを目覚めさせてくれるあらゆるパターンがある。

ユニークなデザインのパターンやリズムを植物の中に見つけなさい。

元素、動物、音楽、ダンス、歌、どんなものでも自然界に存在するユニークなパターンを。

その歌の中に浮かび上がるパターンやリズムに恐れず感動しよう。そのパターンはあなたの中にあるパターンにとても似ているけれど、もっと素晴らしいものなのだから。

そうすれば、迷子になることなく、家路につけることを保証するよ。

 

私の頭の中では、植物のレメディたちのマスター・キーを理解する上で、統合的・ホリスティックかつ多元的アプローチが非常に明確になっていました。次の浮かびあがってきた質問は、どの分類システムがこのアプローチと同期化するあろうか、ということでした。

そう、それ自体が個人ベースではなく、全体的で統括的な分類システムですよね?

すでに私が持っている知識や本を振り返ってみました。ドクター・ラジャンの「植物に対する洞察」、ヤキアの「驚くべき植物の目」、 イアン・ショルテンの「素晴らしい植物たち」そして、フランス・ヴァーミューレンの植物のファミリー(科)の視点から見たホメオパシー。

私の理解は下記の通りです。

 

  • APG I (1998) (ドクター・サンカランはほとんどの植物をこの分類を使っており、クロンキスト体系も併用している。)
  • APG II (2003)
  • APG III (2009) (イアン・ショルテン)
  • APG IV (2016) (フランス・ヴァーミューレンはこの分類を使っている。)
  • クロンキスト体型(ヤキア)

そのため、これらの分類が何に基づいているのかを理解しようと努めました。

被子植物系統発生グループ(The Angiosperm Phylogeny Group, or APG)は、系統発生学を通じて発見された植物の関係についての新しい知識を反映する、顕花植物(被子植物)の分類に関するコンセンサスを確立するために協力する体系的な植物学者の非公式の国際グループを指します。

系統発生学は、個体やグループ間の進化の歴史や関係性を研究する学問です。これらの関係性は、系統発生的推論法を通して発見されています。その方式とは、DNA配列や形態論などの観察された遺伝特性を、進化論のモデルの下で評価するものです。系統解析は、種の多様性、進化、生態学、ゲノムの理解の中心的役割を担っています。

クロンキスト体型はアーサー・クロンキストによって分類されたもので、被子植物の分類法を統合させました。彼はキク科(Compositae)(Asteraceae)の研究で有名です。2つの植物の属のキク科シオン属は彼の名前に由来しています。クロンキスティアCronquistiaは、カーフォカテCarphochaeteとクロキスティンサスCronquistianthusの異名の可能性があります。これらは時々ヒヨドリバナ(ユーパトリウム)のグループに含まれることもあります。

クロンキスト体型は、個別の植物学者もしくは、小さなグループによって体系づけられた。異なるシステムや改訂方法は、国によって異なり、それぞれの分類しやすい方法が採用されている。ヨーロッパ大陸ではエングラー体系、アメリカではクロンキスト体系というように。

クロンキスト体系は一個人もしくは数人の研究をベースにしているため、体系が進化していくことは稀です。その体系がホリスティック・システムになっていく確率も稀です。様々な情報源を基にした統合知識なので、発生起源や進化論的な知識も単純化されてしまいます。

そこで私は、APG分類は様々な国々の多くの研究者の発見を基にしているということ、そしてDNA配列をベースにしていることから、巨視的なものからミクロなものまでを網羅するものだということに気がつきました。

インターネットの検索エンジンも簡単に情報にアクセスできることから、この分類を採用しています。ほとんどの科学者たちは、APG4を分類に使っています。それゆえ、APG4分類は私の統合的でホリスティックなアプローチにとてもよくマッチすると考え、この分類を採用することにしました。

apg iv